読んで話して関係性を強くする、新しい研修の形。「問い」から始まる読書対話ワークショップ
読書対話プログラム「ほんのれん」が、2025年秋、ワークショップを主体とするサービスにリニューアルしました。「問い」と「本」をきっかけに「対話」を重ねる「ほんのれん」のワークショップ「読書対話」とは? 「広げる・深める・交わし合う」の3ステップで気軽に行えるその中身を、講師メッセージとともにお届けします。
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講師メッセージ
■目的地を定めない学びの場
一般的な研修では、スキル習得や能力開発といった明確な「目的地」を設定します。しかし「ほんのれん」のワークショップではそうしたアプローチを取らず、答えを求めません。大切なのは正解を導くことではなく、問いを立てること、問い続けるプロセスそのものです。
「ほんのれん」のワークショップでは、「旬感ノート」というオリジナル冊子を使用します。「問い」にあわせて編集工学研究所が厳選した5冊の「旬感本」、「ほんのれん」定番の100冊「百考本」の情報、思考を広げるためのワークページ「問いのれん」が用意されています。どの本に興味を持ったか、他のメンバーのどんな意見に感化されたか、「問い」と「本」をきっかけに思いがけない気づきが生まれる偶然性こそが、「読書対話」の最大の魅力です。

■習慣化がもたらすもの
「ほんのれん」では、3つの「問い」(テーマ)を1パッケージとして、月に1回、3カ月にわたって「読書対話」を実施することを推奨しています。問う力や対話力は一度で身につくものではなく、繰り返しの中で習慣化され、強化されていくものだからです。
1回目のワークショップで、「問い」の立て方や「本」の扱い方を体験します。2回目では、それが少しずつ自然になっていきます。そして3回目には、他者の意見を取り入れる力が格段に上がってきます。この変化はワークショップの中だけに留まらず、日常での問いの持ち方、人の話の聞き方にも波及していきます。

■参加者に起こる変化
これまで「読書対話ワークショップ」に参加した方々からは、次のような声が届いています。
「問いの作り方がわかった」
「チームメンバーの知らなかった一面を知れて、関係性が良くなった」
「普段は触れない書籍やテーマに興味が湧いた」
「『なぜだろう?』と考える習慣が生まれた」
「問い」を持ちながら、本の視点や他者の意見に向き合うこと。当たり前だと思っていたことを問い直すこと。こうした変化は個人の成長だけでなく、組織のコミュニケーション活性化にもつながります。
同じ「問い」、同じ「本」に触れても、感じることは人それぞれです。ほんのれんの「読書対話」では正解を求めないからこそ、競争も到達目標も必要ありません。私たちはこのワークショップを通じて、参加者一人ひとりの中に「問える体質」が育まれることを期待しています。
【講師プロフィール】
仁禮洋子(にれ・ようこ)
編集工学研究所 チーフエディター/「ほんのれん」編集長
雑誌社で5年間エディターとして経験を積んだのち、ニューヨークのParsons美術大学グラフィックデザイン学科に留学。首席卒業。NewYork Type Directors Club受賞。松岡正剛に憧れ、帰国後すぐに編集工学研究所に参画(2016年1月)。以後、紙メディア制作を一手に引き受ける。理化学研究所との「科学道100冊」事業、丸善「150周年コンセプトブック」など「本」を使ったさまざまなプロジェクトを担当。「ほんのれん」編集長として、自らも読書対話プログラムを3年以上実践。その学習効果とチーム作りへの効果を実感している。
プログラム概要
【推奨パッケージ】
■3テーマ1パッケージ。3カ月開催────────────
「ほんのれん」では、3つの「問い」(テーマ)を組み合わせ、月に1回ずつ3カ月連続で「読書対話」を実施することを推奨しています。継続することで「問い」を持ちながら「本」を読み、他者と「対話」する力が習慣化されることで、日常にも変化が現れます。
《3テーマパッケージの例》
◉発想力を耕す 〜「こともの力」・問い・イノベーション〜
◯テーマA:こども力?
◯テーマB:問いはどこに隠れてる?
◯テーマC:「新しい」はどこから生まれる?

◉仕事観をさぐる1:自分にとって「働く」とは 〜働く・大人・仕事〜
◯テーマA:「働く」ってなんだ?
◯テーマB:「大人」ってなんだ?
◯テーマC:「会社」ってなんだ?

◉場づくりの技法 〜場の力・祭り・コモンズ〜
◯テーマA:「場」にはどんな力がある?
◯テーマB:祭り、足りてる?
◯テーマC:つながりはどこから生まれる?

その他、「自分を知る」「デジタル時代を、どう生きる?」「SDGsと自分の関わりを考える」など、全30テーマ以上からパッケージを用意しています。

■「読書対話ワークショップ」の流れ────────────
▼ステップ①:連想を広げる(10分〜)
まずは「問い」から連想をスタート。「旬感ノート」の「問いのれん」ページに書き込みながら、思考を柔らかくします。
▼ステップ②:問いを深める(20分〜)
「旬感ノート」を読んで、本の視点を注入。「旬感本」5冊のエッセンスに触れながら、「問い」を深めていきます。
▼ステップ③:気づきを交わす(10分〜)
グループで問いや気づきを交換。「対話」を通じて考えが深まり、自分や相手の知らなかった一面にも出会えます。

※ 「読書対話ワークショップ」は、本が手元になくても「旬感ノート」のみで実施可能です。
※ 本のご用意が可能な場合は、編集工学研究所の「探究型読書」メソッドも取り入れながら、より濃密なワークショップを実施します。
※ オプションで、「読書対話」の前段に編集工学研究所の「情報編集力養成ミニ講座」を追加することも可能です。情報編集の基本的な「型」を学ぶことで、より効果的に読書対話プログラムを進めることができます。
実施要件/価格
■実施要件────────────
◯対象者:全てのビジネスパーソン(新入社員〜経営層まで幅広く対応)、高校生・大学生
◯開催人数:10〜50名。オンライン・対面いずれも実施可能
◯所要時間:1回あたり90〜120分(最短40分)
◯推奨回数:3回(月1回✕3カ月)
■価格(推奨モデル)────────────
◯お試し1テーマ:9万5000円(税別)(※原則初回のみご利用可)
◯1パッケージ(3テーマ):24万円(税別)
◯2パッケージ(3テーマ×2):42万円(税別)
◯講師派遣料:1回あたり20万円(3回で60万円)
※ テーマごとに「旬感ノート」を50冊(50名分)お届けします。「旬感ノート」の部数追加をご希望の場合には、500円/冊(税別)にて承ります。
※ 「旬感ノート」のナビゲーションに従って自社内でワークショップを開催していただくことも可能ですが、編集工学研究所からの講師派遣を推奨しています。(初回のみなど応相談)
※ 講師は、「ほんのれんラジオ」の出演メンバーなどが担当します。
※ その他、お試しプランやサービスの詳細、オプションについてはお問い合わせください。
導入事例/導入効果
【導入事例】ネットワンシステムズ 様(ビジネス研修)────────────
女性社員36名を対象に、「ほんのれん」旬感ノートを活用して、「来年の目標」ならぬ「来年の問い」を立てるワークショップを実施。参加者から「問いは自分から生み出すものではなく、場に潜んでいるものだとわかって心が軽くなった」との声が。AI時代に必要な「問う力」を実践的に体感してもらう機会となりました。

【導入事例】株式会社JMAホールディングス様(ビジネス研修)────────────
グループ会社内の組織・部署を横断した越境研修として、情報編集力講座と「ほんのれん」ワークショップを導入。「職場に導入したいルール」を考えるために、「新しいはどこから生まれる?」「つながる?つながらない?」「いいチームって?」の3テーマを実施。同僚の知らない一面を垣間見て関係性が深まると同時に、職場で起こしたい変化について議論が盛り上がりました。

【導入事例】大阪経済大学様(教育機関・自治体)────────────
学生の対話と学びの場として「ほんのれん」を導入。ラーニングコモンズに設置された「ほんのれん」の選書と専用ライブラリスペースは、学生同士の自発的な交流を促しています。探究型学習の教材としてワークショップも行い、本に苦手意識がある学生も主体的に問いを立て、思考を深める場となっています。

【導入効果と参加者の声】────────────
◉問う力が身につく
「問いの作り方がわかった」
「常に問いを続けることで、新しい発想や視点が生まれることに気づいた」
「問いには必ずしも正解がないため、考え続けることの難しさと重要性を改めて感じた」
「問いを持つことは楽しいと感じた。自分たちが思う『あたりまえ』はきっと薄っぺらい」
◉チームの関係性が深まる
「同僚の意外な一面を知ることができた」
「普段話さないメンバーと話すことで、いろいろ気づきがあった」
「自分ひとりで考えることには難しさを感じたが、チーム内での対話や他チームの発表を聞いて、様々な観点で問うことの大切さや面白さに気づくことができた」
◉情報への感度が変わる
「アンテナが立っていなかったテーマに興味が湧いた」
「紹介された書籍を読んでみたくなった」
「問い続けることは、自ら情報を探しにいくことにつながることがわかった」
「正解だと思った答えは、あくまでも通過点であり、その過程で視点が広がり、仮説やアイデアが生まれる」
◉思考の習慣が変わる
「『なぜだろう?』と考える習慣を持ちたいと思った」
「当たり前だと思っていることも、問いを立ててみると新たな発見があると感じた」
「『何のために問うのか』という、さらに深掘りした考え方に感銘を受けた」
「『なぜだろう?』と考える習慣を持ちつづけたいと思う」
主な導入企業・団体
・味の素株式会社 バイオ・ファイン研究所
・ヒューマンリンク株式会社
・ネットワンシステムズ株式会社
・株式会社JMAホールディングス
・大阪経済大学
・株式会社ポーラ
・広島県ーイノベーション・ハブ・ひろしまCamps- 他
スタッフ
▼編集工学研究所:
編集部:仁禮洋子、山本春奈、高本沙耶、尾島可奈子、梅澤奈央
監修:安藤昭子、橋本英人
関連リンク
AI時代の必須スキル「問う力」と「対話する力」を育む、新しい学びのツール。「ほんのれん」がワークショッププランを提供開始します。企業、自治体、学校に。
「問う力」を育てる人材育成 ―ネットワンシステムズ社での「ほんのれん」研修導入事例
大学キャンパスで「創発」を起こすために ―大阪経済大学【ほんのれん導入事例 no.4】
これからのオフィスに必要なのは「対話を生む場」。—ヒューマンリンク株式会社【ほんのれん導入事例 no.3】
POLAらしい「対人の感性」を育む土台として「ほんのれん」を活用したい。—株式会社 ポーラ【ほんのれん導入事例 no.2】
社会を土台から問い直し、真のイノベーションが生まれる場所へ。広島県ーイノベーション・ハブ・ひろしまCamps-【ほんのれん導入事例 no.1】
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