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「科学道100冊」が「2020年度グッドデザイン賞」を受賞

編集工学研究所が理化学研究所(理研)と展開する科学道100冊が、このたび2020年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
 

グッドデザイン賞のロゴ

 

科学道100冊プロジェクトでは、書籍を通じて、科学者の生き方や考え方、科学のおもしろさや素晴らしさを届けることを目指し、選りすぐりの本を紹介しています。理研創立100周年の2017年に、中高生からビジネスパーソンをメインターゲットとした「科学道100冊」、小学生向けの「科学道100冊ジュニア」をそれぞれ発表しました。これらは全国の書店・図書館・教育機関などで大変好評を得るとともにさまざまなメディアにも取り上げられました。そして2019年からは中高生をメインターゲットにした毎年恒例の企画としてリスタートし、2019年度版「科学道100冊2019」に続き、2020年9月18日に2020年度版「科学道100冊2020」を発表しました。

 

今回の受賞では、一般的な科学書にとどまらない選書、遊び心溢れるデザインで100冊を紹介するブックレットや書棚ツールの制作など、多くの人たちに良書との出会いを演出し、科学の魅力を伝えたことが高く評価されました。

 

■評価コメント
本を入口にすることで、若い世代が気軽に科学の世界に触れられるようプロジェクトが設計されている。選書には、哲学書や専門書とならび漫画や絵本が並ぶ。科学が好きな子どもはもちろん、あまり関心がない、科学が苦手という子どもまで、幅広い層が興味を持つように考えられたラインナップだ。科学の専門家を揃え、丁寧に選書した成果だろう。好奇心を刺激する展示ツールなど、ワクワク感を演出する演出も見逃せない。すでに全国500箇所での実施実績もあり、活動が広がることによって、将来科学を志す子供たちが増えることを期待したい。

 

科学道100冊プロジェクトではこれからも、科学の魅力を伝えるとともに、豊かな読書体験を広めるための活動を続けていきます。
▶科学道100冊公式サイト

 

◎グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されている。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれている。
▶グッドデザイン賞公式サイト

 

■本件に関する問い合わせ先
編集工学研究所 科学道100冊担当
E-mail:info[at]kagakudo100.jp
※[at]は@に置き換えてください。

 

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