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ほんのれん旬感ノートvol.25「”やる気”出さなきゃ?」

編集工学研究所と丸善雄松堂が提供する更新型ライブラリー、ほんのれん

広島県イノベーション・ハブ・ひろしまCampsポーラヒューマンリンク株式会社など、導入いただいた団体に、毎月「旬な問い」と「5冊の本」「旬感ノート」などをセットにしてお届けしています。

 

編集工学研究所のメンバー仁禮洋子、山本春奈らが「ほんのれん編集部」として、毎月「旬感ノート」の編集制作を担当。さらにPodcastでは「ほんのれんラジオ」を配信。ニュースサイト、Business Insider Japanでの連載、スマートニュース+での連載などでも発信しています。

 

やる気出さなきゃ?」

Vol.2520254月)の問いは、「やる気出さなきゃ?」です。

 

 

今月のEditor’s Note

自分を動かすのは自分?

2000年以降、自己啓発本が激増。いまや年間ベストセラー本の35割を占めているらしい。これは何の表れか?みんな自分で自分をモチベートせねばと必死なのかもしれない。いまは「やる気」も自己責任だ。

そもそも「やる気」とはなんだろう?驚くことに「やる気」は1950年代後半に使われ始めた、かなり新しい言葉なのだそう。その背景にあるのは、自分で自分を奮い立たせることで立身出世できるという「自分みがき」の世界観だ。

しかし全く異なる「やる気的なるもの」もある。『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』(旬感本4P12)は、「人にはモチベーションという言葉では説明しきれない非合理な衝動が潜んでいる」としてきする。砂山をつくり続ける子や、虫に魅了される研究者は、自分みがきとは別次元。そこにあるのは、自分がなくなるほどの夢中だ。

モチベーションの語源「movere」は、ラテン語で「動かす」の意味。自分を動かすのは、自分だけじゃない。ならば動かされやすい状態になっておくために、「自分なくし」という手もあるのかも。5冊の旬感本で「やる気」観を広げてみて。

(編集長・仁禮洋子)

 

 

今月の旬感本5冊

やる気出さなきゃ? 」を考える手すりとして選んだ、5冊の旬感本はこちら。

 

 

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