« Report 『松岡正剛千夜千冊』完成記念講演 | メイン | News 講演 「イサムの和・ノグチの洋」 »
2006年10月18日
News 講演「ゼネティックコンピュータと電子図書街」
奈良県立図書情報館・開館1周年記念トークセッション
21世紀の新しい知的交流の場を目指してつくられた「奈良県立図書情報館」。開館1周年を記念してセイゴオと土佐尚子さんが招かれ、2時間のトークセッションを繰り広げる。2人が長年研究してきた「ゼネティック・コンピュータ(禅コンピュータ)」と、現在取り組んでいる「電子図書街」プロジェクトについて、そのコンセプトや情報文化の発信について、縦横に語るスペシャルイベント。申し込み受付中。
■「ゼネティックコンピュータと電子図書街」
日時:平成18年11月4日(土)14:00〜16:00 (開場13:00)
セッション1 ゼネティック・コンピュータ デモンストレーション
セッション2 ゼネティック・コンピュータと図書街を語る
会場:奈良県立図書情報館 1階交流ホール
講師:松岡正剛、土佐尚子(メディアアーティスト・京都大学特任教授)
締切:10月31日(当日消印有効)
定員:300名
参加費:無料
申込:先着順
「1周年記念トークセッション申し込み」と明記して
往復ハガキ、FAX、メールでお申し込みください。
〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地
奈良県立図書情報館「1周年記念トークセッション担当」
TEL: 0742-34-2111
FAX: 0742-34-2777
E-mail: koen@library.pref.nara.jp


◆コンピュータによる山水禅
これまでほとんどコンピューティングの対象となってこなかった東洋思想のイメージ、仏教的なイメージ、日本の伝統文化的なイメージ、これからを呼び起こす山水画のイメージや俳諧・着物がもたらすイメージなどを取り入れ、そこに禅林文化が時をかけて工夫しつづけてきたコミュニケーションの方法を投影させ、ユーザーが入っていく世界をふだんは体験しにくい東洋的な山水世界にしました。そのことによって日常意識からの飛躍を可能にします。
そこには、自己意識が問われるような物語が待っています。しかし、その物語の構造はあきらかにされず、つねに断片的な物語の場面が提供されます。ユーザーは禅問答や俳句などとの出会いによってつねに唐突に自己意識の所在を確認させられます。しかし、どこにも“正解”はありません。ユーザーにはあいまいな因果関係に対する疑問がのこされます。(松岡正剛)
◆電子図書街
有史以来コンテンツを表現し続けてきた「書物」をあらゆる情報の単位として捉え、電子化された図書を分類、格納する様々なテーマ別の「本棚」を「道」「界隈」「広場」などの中に配置してバーチャルな“街”を構成するというものです。図書館の分類とは異なり、図書同士、本棚同士が横のつながりを持ち、文脈をもった本棚を形成します。(松岡正剛)
投稿者 staff : 2006年10月18日 23:28