45人のファイル

」=千夜千冊に掲載。
 

【ウイリアム・ターナー 】
(J.M.W Turner  画家 1775-1851 イギリス)
19世紀を代表するロマン派の風景画家。
Landscape with Distant River and Bay
【アルタミラ】
19世紀末にスペイン北部で発見された1万数千年前の洞窟壁画。イノシシ、バイソン、ウマなどが躍動的に描かれている。
【ラスコー】
1940年9月に発見された洞窟壁画。現存する最大の旧石器絵画群である。馬,牛,トナカイなど、100以上の動物像が躍る。2000年にこのなかに星が描かれているのが発見された。
【レオナルド・ダ・ヴィンチ】
(Leonardo da Vinci 1452-1519 イタリア)
イタリア盛期ルネサンスの巨匠。作品には古代芸術の影響がほとんどみられず、自然観察、なかでも光と影の観察を基本にしていた。絵画、彫刻、建築、自然学、工学、音楽など多方面に才能を発揮。
 
【アルベルト・ジャコメッティ】
(Alberto Giacometti 画家、彫刻家 1901-1966 スイス)
1930年にシュールレアリスム運動に参加し、抽象作品を制作。最終的には極端に痩せた小型彫像の制作に行き着く。1962年ヴェネチア・ビエンナーレで彫刻大賞を受賞。
 
【マルセル・デュシャン】
(Henri Robert Marcel DUCHAMP アーティスト フランス)
1913年「階段を降りる裸婦」が話題となる。「泉」をはじめとするレディ・メイドのオブジェを提示。「レディ・メイド」とは、デュシャンが発案、量産された既製品を芸術家が美術品として提示したものである。遺作は「1.落ちる水、2.照明用ガス、が与えられたとせよ」。
 
【廣松 渉】
(1933-94 哲学者、東京大学教授)
戦後日本を代表する哲学者。新左翼運動への思想的影響のほかに『世界の共同主観的存在構造』などでそのハードな文体が衝撃的だった。『今こそマルクスを読み返す』講談社現代新書
【市川英夫】
「広告と社会の構造から抽出してくるやり方があるでしょう。つまりそこに社会批判的な意味を付与するようなね。ほんとうはそうじゃなくて現実と実体というのを社会の構造性とは別な運動形態から論理化しないとね。最もいい広告というのは、そういう運動性が表面に直接反映してこないものとしてあると思っているんですよ。(渋谷の酒場で)」(3号遊人紹介より転載)
【下村寅太郎】
(1902-1995  歴史哲学、科学哲学)
西田幾太郎、田辺元らに学び、数学の哲学的基礎づけともいうべき数学哲学の研究に専念。『レオナルド・ダ・ヴィンチ勁草書房(1961) 『モナ・リザ論考』岩波書店(1974)
【小林秀雄】
(1902-1983  評論家 東京)
フランス象徴主義の影響による独自の言語論を基調とし、プロレタリア文学の観念性を批判する評論を執筆。近代批評を創造した点が文学史上重要な存在。評論の対象は文学のみならず、古典、哲学、芸術全般に及ぶ。
【河上徹太郎】 
(1902-1980 文芸評論家)
当初は音楽論を書いていたが、文芸評論に転じ、フランス象徴派およびドイツ観念論の影響を受ける。
【杉浦明平】 
(1914-2001 作家、評論家)
伊ルネサンス文学研究。戦後、郷里の愛知県で農業のかたわら作家・評論活動を広げる。昭和24年〜37年、共産党に所属。『小説渡辺華山(かざん)』(1971=毎日出版文化賞)など。
【アルチュール・ランボー】
(Jean-Nicolas Arthur Rimbaud 1854−1891 詩人 フランス)
19世紀フランスの詩人。錯乱することで未知に至る「見者voyant」(1871)を主張。象徴主義の先駆けでもある。『地獄での一季節』(1873)『イリュミナシオン』(1872−1874)。
【アンリ・ミショー】
(1899-1985 詩人 フランス)
20世紀のフランスを代表する詩人・画家。独自の詩人として高く評価された。
【斎藤緑雨賞】
鈴鹿に生まれた明治の批評家・斎藤緑雨にちなんでエッセイ・評論型の賞としてもうけられた。五木寛之らが審査員。第1回受賞者は四方田犬彦。松岡正剛は『ルナティックス』が受賞作。
【四方田犬彦】
(1953〜 映画評論家、明治学院大学教授、中央大学(ソウル)客員教授 兵庫県)
映画を中心に都市、文学、漫画、料理等、幅広い文化的産物を対象に評論。
【平岡正明】
(1940〜 評論家 東京)
「韃靼人宣言」でデビュー。ジャズ、革命、格闘技、歌謡曲、水滸伝、ヨコハマ、映画等を対象に評論。
【武田泰淳】
(1912-1776 作家 中国文学研究家 東京)
中国文学の批評、紹介などを「中学文学月報」に発表。作家としては第一次戦後派作家として知られる。『蝮のすえ』『風媒花』『ひかりごけ』『貴族の階段』等、多数
【深沢七郎】
(1914-1987 小説家)
丸尾長顕に師事し、「楢山節考」で第1回中央公論新人賞を受賞。「風流夢憚」では右翼の攻撃をあびる。
【大岡昇平】
(1909-1988  作家 東京)
スタンダール研究家として知られていたが、捕虜生活を体験後、「俘虜記」を発表し、第一次戦後派として知られる。
【大江健三郎】
(1935〜 作家 愛媛)
短編集「死者の奢り」、長編「芽むしり仔撃ち」で想像力による限界状態での少年、青年の世界像を追求。1958年『飼育』で芥川賞を受賞。1994年には、川端康成に次いで日本で二人目のノーベル文学賞を受賞した。
【チャールズ・ロバート・ダーウィン】
(1809〜1882 博物学者 イギリス)
生物学という言葉を創出した人物の1人。 ビーグル号による世界一周航海で鳥の変異等を観察し、種の起源に関する中心構想を得る。59年『種の起源』にまとめた。
【ラマルク】
(1744-1829 Jean Baptiste de Monet , chevalier de Lamarck)
生物学という言葉を創出した人の一人。無脊椎動物学の創始者でもある。
【ヘッケル】
(1834-1919 Ernst Heinrich Haeckel 動物学者)
ドイツの生物学者。ダーウィンの進化論を熱心に支持し、個体発生と系統発生を繰り返すという「反復説」を提唱した。
【ジャック・モノー】
(1910-1976 Jacques Lucien Monod 分子生物学者 フランス)
遺伝子発現メカニズムに関する「オペロン説」を提唱。1965年ノーベル医学生理学賞を受賞。
【ガウディ】
(1852-1926 Antonio Gaudi's chronological 建築家 スペイン)
アールヌーボー運動の一派であるカタルーニャ"モダニズム"の最も有名な唱道者となった。最も有名な彫刻など装飾にあふれた「サグラダファミリア教会」は現在も建築中。バルセロナに20点ほどの建築物が残される。
【ラクロワ】

(Christian LACROIX デザイナー フランス)
78年エルメスに入社。87年The Council of Fashion Designers of America最優秀外国人デザイナー賞、
受賞。

【スティーヴン・ジェイ・グールド】
(Steven Jay Gould 1941〜2002 進化生物学者)
1973年にハーバード大学の地質学の教授となる。進化に関する現代的な見方を強力に支持した。
【稲垣足穂】
(Inagaki Taruho 1900-1977 作家 大阪)
佐藤春夫の知遇を得、小説を書きはじめる。天体と近代都市のメカニズムについての詩的幻想を主にする作品が多い。1923年に『一千一秒物語』を発表。1968年『少年愛の美学』で第1回日本文学大賞受賞。
【まりの・るうにい】
松岡正剛夫人。飾画家。そのパステル画には、月と星が許す表情のすべてが映る。 「稲垣足穂語るところの「美しき穉なき婦人」。屋根の上の黒猫のように月を愛する菫色感覚は画文集『月衛生物園』にこめられた。MOON AGE DAY DREAMをポラロイドに撮る。」(1081号遊人紹介より転載)
【大西成明】
(1952〜 写真家 奈良)
動物の表面を写した写真集『象の耳』で日本写真協会新人賞を受賞。人物や世界各地のルポでは自ら取材、文章も手がける。1978年より工作舎で雑誌『遊』の写真スタッフを務め、1983年よりフリーに。
【十川治江】
早大の数学科を首席で卒業後、工作舎へ。『遊』の第2号レイアウトから参加する。2002年より工作舎社長。 「とかく大袈裟を被りたがる舎人の中、静謐なる急進をモットーとする編集の大御所。若気の至りを見事に救う科学遊覧者」(1081号遊人紹介より転載)
【和田光正】
「いつもギリギリまでかかるんで、今度は早くから書こうと思ってるんです。遊の表紙を描いているのは自分としてもすごく勉強になるし、第一楽しいですよ。僕としては1号ずつ充実してきているように思っています。(渋谷の杉浦康平宅で)」(3号遊人紹介より転載)
【ヨハネス・ケプラー】
(Kepler Johannes 1571-1630 天文学者 ドイツ)
神秘の色濃い近代天文学の推進者。当時知られていた6個の惑星をピタゴラスの5つの正多面体にはめ込む研究から始まり、コペルニクスを支持しつつ、後年、ティコ・ブラーエが20年にわたり観測した火星の運動から惑星の楕円軌道を発見した。数字に見る宇宙の神秘が確信できた幸せな科学者であった。
【ゲオルグ・アグリコラ】
(1494-1555)
1550年、ゲオルグ・アグリコラにより書かれた『デ・メタリカ』は、当時の世界の鉱業・冶金技術の集大成である。300にのぼる版画は当時の鉱山・工業の様子をリアルに描く。
【ウイリアム・ブレイク】
(William Blake 1757-1827 画家 詩人 イギリス)
詩集『無垢の歌』と『経験の歌』には最も有名な詩が含まれ、想像力の自由に対する強い信念と、合理主義及び物質主義に対する憎悪があらわれている。画家としても知られるロマン主義の先駆者。
The Ancient of Days1794
【ウロボロス】
Ouroborosとは、自分の尾を噛んで環を作る蛇または竜、誕生と死の象徴。始めと終わりがないことから、自己の消尽と更新を繰り返す永劫回帰や無限、真理と知識の合体、創造など意味を持つ。天地創成神話やグノーシス派で象徴図として用いられた。
【ボルブドールの模型】
バガンのパゴダ遺跡、タイのアユタヤ遺跡と並んで世界三大仏教遺跡のひとつ。ジャワ島にあり、7〜8世紀にかけて当時の王朝シャインレンドラ王によって建立されたといわれる。
【坂本龍一】
(1952〜 音楽家)
78年に細野晴臣・高橋幸宏とともにYMOを結成、テクノポップを創始する。その後、さまざまなジャンルの楽曲を発表。解散後、87年には映画「ラストエンペラー」に出演、音楽も担当した。
【ヨハン・セバスチャン・バッハ】
(Johann Sebastian Bach  1685-1750 オルガン奏者・作曲家 ドイツ)
ドイツ・バロックを代表するオルガン奏者・作曲家。多くの器楽曲、教会音楽をつくった。数的調和に満ちたフーガなどは西洋音楽のもっとも根源的な象徴でもある。
【空海】
(弘法大師・空海 774-835 宗教家)
讃岐国多度郡に生れる。804年、留学僧として入唐。恵果の教えを受け、真言の秘義を会得する。806年帰国して密教を伝え、816年金剛峯寺を建立。921年、醍醐天皇より弘法大師を得る。宗教家にして、言語哲学者、詩人にして交渉の上手い政治家でもあった。
【ソシュール】
(Ferdinand de Saussure 1857〜1913 スイス)
母語の利点を生かして言語と言語能力を峻別し、言語学は「ラング」の学問であるべきだという主張を行った。発言を「パロール(parole)」とよび、単語(mot)を「シーニュ(signe)」記号と呼び替えて新たな定義を行った。
【チョムスキー】
(Avram Noam Chomsky 1928 理論言語学者 アメリカ)
種としての人間が固有に持っている普遍的な言語能力を解明。普遍文法が生得的に人間の脳に組み込まれていると考える。
【ピアジェ】
(Jean Piaget 1896-1980 発達心理学者 スイス)
乳幼児期から青年期の基本的な思考が育つ過程を観察・実験により体系化。
【大久保そりや】
「これでもなかなか研究する時間がないんです。女房が働いていますから、僕は子供の面倒や食事の用意があって、その合間にやるんですが、なかなかです。若い頃から少しずつ日本語の動詞を分類してカードにしてきたんですが、それもいつ手がつけられるか、まだ先のことでしょうね。そんな研究の成果が「言語学批判と共産主義」だから、僕としては黒田寛一さんに語ってもらいたいんですが・・・。梯さんの唯一の論理的批判者ですからね・・。(府中の自宅で)」(3号遊人紹介より転載)
【中原佑介】
(1931〜 美術評論家 神戸)
50年代半ばより美術評論活動に入る。展覧会の企画も多く、1970年に第10回東京ビエンナーレ「人間と物質」展も企画。現在、京都精華大学教授。
【小野健一】
「2号の『遊』は実にきれいだったですね、おもしろかったです。雲の等高線むつかしかったでしょう。あれは大変ですよ。今度は「割れ目」などどうですか。非常に複雑で、深い物理の世界があるんですよ。私の恩師がやりはじめたんですが、一口に割れ目と言っても、これが意外に数学化できないんです。(東大自然科学研究室で)」(3号遊人紹介より転載)
【中村純】
「ええ、『遊』の2号届いてますよ。徳田御稔先生の論文を読みまして、今、私が書いているようなものでは、この雑誌にはあわないのではないかと思いました。私は学究ですのでどうしても教科書的な論文になってしまう。それでは、この雑誌にあわないでしょう。そこで「植物の進化と花粉の問題」をとりあげて論を進めてみたいと思っているのです。花粉が語り出しますかどうか・・・。(高知からの電話で)」(3号遊人紹介より転載)
【根本順吉】
(1919〜 気象研究家 東京)
60年代に世界に先駆けて異常気象を指摘する。