|
左奥にどっしり構えるのが、この棚のキー本『作庭記』です。茶色に日焼けたページをめくるたびに、飛鳥時代からつづく作庭の深い歴史が香ります。どこか慎ましい気持ちになったあとは、手前にある『大名庭園』で豪壮な大庭園を闊歩してみましょう。右側には魅力的な大判カラーが林立していますね。まろやかな石の連なりと目にしみる緑の写真。水のせせらぎが聴こえるようです。さて、日本庭園の渋味と大胆さをゆっくり味わうなら、青の背表紙の吉村貞司『庭』です。淑たる中に、凛とした集中と緊張が張りつめた一冊、立ち読みでは済みませんね。
|